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- 今月の一冊(2025年)

子どもの頃から本が好きで、暇さえあれば読んできました。
毎月一冊、これまでの読書の中で印象に残った本をご紹介させていただきます。















『 現代民俗学入門 身近な風習の秘密を解き明かす 』 島村 恭則 編

身近な現象から、民俗学の面白さに迫る!なぜトイレにはスリッパがあるの? なぜハンコに息を吹きかけるのか?おかわりするときにご飯粒を残すのはどうして?―「なぜ」のヒントは、民俗学にありました。民俗学の知識を使って、ネット上の美談からLGBTQIA+まで、現在の世の中の各所に潜むいろいろな疑問や話題を取り上げ、豊富な図解とともにわかりやすく解説します。民俗学は現代社会でも使える、生きた学問だった!…と内容が紹介されています。
イラストや写真も多く、楽しく読み進むことができました。各項目の最後に「読んでみよう」のコーナーがあり、さらに学ぶための参考になります。
なにげなく行っている風習の疑問が解ける、わかりやすて、面白い、おすすめの一冊です。(アニメ風の表紙カバーがかけられている版もあります)
2024年3月 創元社 1,980円(税込み)
『 神道 見えないものの力 』 葉室 頼昭 著

日本人の美しい暮らし方とは。春日大社前宮司が、医学博士の経験をも踏まえ、〈神道〉と〈日本人の心〉を語る、感動のロングセラー。日本人としての自覚と誇りを取り戻し、自然との共生を説く、〈春日の杜〉からのメッセージ…と内容紹介されています。
初版は1999年で、長い間、多くの人に読まれてきた本です。2000年に購入して以来、私も何度か読み返して、その都度、気持ちを新たにしてきました。
生きること、いのちを伝えることの意味が、医師であり、神職でもあられた著者によって綴られています。おすすめの一冊です。
2013年10月 春秋社 1,760円(税込み)