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今月の一冊

今月の一冊子どもの頃から本が好きで、暇さえあれば読んできました。
毎月一冊、これまでの読書の中で印象に残った本をご紹介させていただきます。


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『 サステイナブルに暮らしたい 地球とつながる自由な生き方 』 服部雄一郎・服部麻子著
サステイナブルに暮らしたい 地球とつながる自由な生き方

『ゼロ・ウェイスト・ホーム』をはじめ環境系の翻訳を手掛ける服部雄一郎氏。環境に配慮した「ゼロウェイスト」や「プラスチックフリー」の実践的な取り組みや暮らしぶりが、メディアでもたびたび紹介されています。服部さん夫妻が大事にしているのは、社会の仕組みのせいにしたり、個々人の“使命感"に期待したりするのではなく、一人ひとりが「無理なく、楽しんでできることを見つけて、続けていく」その姿勢。本書では、読者の実際のアクションにつなげてもらえるようなアイデアや、生き方・考え方のヒントをご紹介しています―― と出版社が説明しています

建前ではなく、服部夫妻の実体験から生まれた本音で書かれた、わかりやすい本です。ごみを削減し、プラスチックの使用を減らしていくヒントにとどまらず、仕事の仕方や、子育てについても参考になることがたくさん書かれています。できることから、はじめて、続けていこうと気負わずに思うことができました。

ごみもプラスチックも、ほぼゼロのすごい人が欧米には存在するそうですが、著者は「そんなすごい人たちがせっかくごみをゼロにしたところで、100人の人間のごみの量は、たった1%しか減りません。逆に、もし100人全員が自分のごみを3割減らしたら―
略―100人のごみは一気に30%も減ります」と述べ、みんなが簡単にできることを着実にやることの効果を伝えておられます。前向きにまず「できることをやる」ことが、大事なことに気づきました。

生きていく上で本当に必要なものは何なのかを考える機会にもなりました。ごみだけでなく、暮らしや生き方についての不安も減る不思議な本。どなたにも、おすすめしたい、たいせつな一冊です。

2021年12月 アノニマ・スタジオ 1,760円 (kindle版 1,672円)

『 リセットの習慣 』 小林 弘幸 著

リセットの習慣

“なんとなく調子が優れない”という人が増えています。それは、長いコロナ禍を経て心身が「悪い流れ」に乗り、知らぬ間に自律神経が乱れているから。そんなときに意識すべきは「新たに始める」「思い切ってリセットする」ことです。朝の習慣を1つプラスする、上手に孤独になる、寝室の環境を変えてみる―― 今日からできる99の行動術を名医が教えます…と裏表紙に紹介されていました。

自律神経の名医である著者が、心と体を良い状態に保つ上でとても重要な「リセット」の考え方やノウハウを99に分けて書き下ろしてくださっています。99のすべてを取り入れなくても、できることから始めればよいそうです。

“おわりに”で、多くの人に読んでもらいたいが、とりわけ「何かに苦しみ、希望が見えづらくなっている人」に読んでほしいと小林先生が書かれていました。「今は苦しくても明るい希望はすぐそこまで来ています。あなたが心身をリセットして、前向きな気持ちで顔を上げれば、すぐに光は見えてくるのです」という文章が印象に残りました。

どなたにも、おすすめしたい一冊です。

2022年8月  日経ビジネス人文庫 880円(kindle版 792円)